東京駅で新幹線を待つアナハチ。周りの人々が目をそらしながらも必死に考えている気配が伝わってくる。
“あの集団は何者だろう? 自衛隊だろうか?
いや、ニュースとかで見るのとは違う気がする。
警察官でもないし、ガードマンとも違う。しかし…
バカにしては数が多すぎる…”
正解は最後の一言である。しかし、人間は理解できない物体に遭遇すると、自分の中の知識を総動員してそれを合理化するものらしい。かくして我々は質問攻めに合う。「次の新幹線は何番線ですか?」「山手線に乗り換えたいんですが…」 。我々は多くの質問に丁寧に答える。だって困ってる人には親切にしないと。
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